IMG_0597.JPG

誕生。この国の新しいTuned.
Neogenesis Grand Piano.


っていれば、泣き出してしまいそうな繊細なピアニッシモから、誰にも止められない熱狂的なフォルテッシモまで全域で吹け上がる壮快な演奏感。弾き手の意のままに、聴衆の熱狂へと昇華するパフォーマンスのために生まれた新しいチューンドのコンプリートモデル。それがNeogenesisです。

 RECORDING READY.
 プロフェッショナルの品質を全てのフィールドへ。

に新品同様の修理再生を施した「中古ピアノ」という概念ではなく、再生するプロセスを全面的に見直し、ハープ(鉄骨)の塗装の仕様や響板の再生方法、アクションパーツの選定、ピアノ全体のアセンブル(組付)方法、完成に至る迄のあらゆる工程を音楽制作に必要な理想的なパフォーマンスの実現を追求しました。

 目指したのは、どのフィールドでも「レコーディングが可能」な品質。近接のマイクで音を採取されるレコーディングの現場で要求されるピアノのコンディションは、綿密なチューニングの積み重ねでしか実現出来ません。プロフェッショナルに必要な耐久性や音響特性、打鍵感や演奏感を満足するために、エンジニア・テクニシャン・アーティストが一体となってこれらのプロセスの確立のために様々なデータの検討やレビューを繰り返し、その進化は今も続けられています。

 「リビルド」の概念を超えて。

度成長期の絶頂にあった1960〜70年代、我が国におけるピアノもまた、ピアノ製造の歴史上、最も多くのピアノが生産された時代でした。同時にそれは、世界を席巻した日本の工業技術により製造された時代であり、材料の質、製造工程の綿密度、部品の切削精度、部材の組み付け技術、どれを取っても世界最高水準であることに疑いの余地はなく、この時代に培われた技術は、現代においても産業の礎として、脈々と受け継がれています。

ginza1970.jpg それこそはまさに、日本人が日本人たる「集団の美徳」から生まれたものでもありました。一方、そのように製造されたピアノは、使用目的や状況に関わらず、その性能を確保する「均質性」に力点が置かれていました。楽器である前に工業製品としての優秀さが伺える点である反面、没個性的、という意見は、調律師の間でもしばしば語られる印象でもありました。

 その時代から40年を経て、経済は成熟期を迎え、日本人は驚く程個性的となり、ピアノも量産の時代から、個の時代というニューパラダイムを迎えました。高度成長期に製造されたピアノの多くが再生され、中古ピアノの市場に並ぶ時代となり、こうした時代の中で、単なる修理や再生の粋を超えて、新造のピアノではなかなか適わなかった個性的なファインチューニングを施した「チューンドピアノ」がピアノワークスの間で製造されるようになりました。この国に生まれた「集団の美徳」を、個の時代の「個性美」へと進化させること。それこそが、この国を支えて来た先達が夢見た音楽芸術への理想、そして音楽への情熱の継走であり、敬意であると、現代に生きるピアノワークスのチューナーである私達は信じています。


 実装仕様

ベースの個体はヤマハ製Gシリーズグランドピアノを採用

IMG_0606.JPG 設計の綿密度・部材品質・加工精度・音響特性。リビンググランドとして、世界の楽器技術者がその破格の性能に驚愕したヤマハ製Gシリーズグランド。40年近くを経て今尚多くの個体が流通しており、新造時に想定された耐久性を充分に保っていることが、このピアノの基本性能が極めて優れたものであることの証左です。また、このような優れたピアノが比較的御求めやすい価格で流通していることも見逃せない事実です。Neogenesisではこの年代のGシリーズの個体を厳選。ハープ上げ、響板補修などのオーバーホールと3ペダル化の近代化改修を経てチューンドグランドとしての実装を施しています。

ハンマーには独・レンナー社製を全モデルに採用

IMG_0611.JPG 演奏感、特に打鍵感発声への支配的な影響を与えるハンマーには、世界中のメーカーやチューナーが信頼を寄せる独・レンナー社製を採用。ハンマーのシャンク装着には温湿度変化に強く雑音が出現しにくい膠装着で施行。しばしば打鍵雑音を生じさせる恐れがある木工用ボンドなどによる安直な取付は行っておりません。
 レンナー製ハンマーにあっては、当所では他のメーカー製ハンマーと比較して作業機会に恵まれているため、特に整音(ヴォイシング)においてはレコーディングへの供用に必要なニードリングやメンテナンスプランなど、チューンドのノウハウが最も活かせるハンマーです。また、オーナーの希望によりアベルや今出川の実装も可能です。お気軽に御相談下さい。

弦には独・レスローワイヤーを全モデルに採用、チューニングピンには、独・ディアマント社製を採用(LXモデルに標準装備)

DSC01341.JPG 音色や音響特性の砦となるミュージックワイヤーには、業界標準の独・レスローワイヤーを採用。低弦のコイルには独・デーゲンのカッパーワイヤーを国内工場で均質なトルクで丁寧に巻付。アーティストの打鍵意思を正確に反映します。また、LXモデルには、チューニングピンに独・ディアマント社製を採用、アグレッシヴなパフォーマンスにも快適な音響を維持します。

鍵盤には黒檀・本象牙を採用(LXモデル標準装備・その他は一部オプション)

IMG_0604.JPG 弾き手の意思を伝達する重要なインターフェースである鍵盤には、希少な本象牙と黒檀をほLXモデルで標準装備。本象牙でしか実現出来ない至高の演奏感を実現します。また、オプションでニュー・アイボリー(ヤマハ社製人工象牙)を選択することも可能です。(※ワシントン条約で厳しい規制を受ける本象牙には再生品を採用しています。)

テクニシャンによる入念なチューニング

IMG_0613.JPG チューンドグランドの最大の魅力は、何と言ってもテクニシャンによる入念なセッティングが施されることに尽きます。全てのNeogenesis Grandは、納品前にテクニシャンによる入念なチューニングを施して出荷されます。チューニングには、中長期的なメンテナンスプランを見据えて、最小限且つ最適なファイリングと、納品後から安定した発声と今後の計画的なメンテナンスを視野に置いたニードリングを施してオーナーへ届けられます。最小限のコストで良質且つ安定したパフォーマンスの実現が求められるプロフェッショナルの現場で培われたチューナーの技術を、全てのNeogenesis Grandのオーナーに実感して頂くことが、ピアノワークスで作出されるコンプリート・グランドの最大のバリューです。

 ショールームで常設展示中です。


IMG_0591.JPGNeogenesis Grandは、グランドピアノ専門ショールームでいつでも御試弾可能です。チューンド・グランドに初めて触れて頂く方にも快適にお過ごし頂けるショールームです。どうぞお気軽にお申し付け下さい。

SPFCグランドピアノショールームの情報はこちらをご覧下さい。

 Neogenesis Grand 主要諸元・販売価格(税別)

主要装備  Neogenesis
Grand
G2 Model S
(受注生産モデル)
¥1,350,000-
Neogenesis
Grand
G3  Model S

¥1,500,000- 
Neogenesis
Grand
G3 Model LX

¥1,700,000-
Neogenesis 
Grand
G5 Model S

¥1,850,000-
Neogenesis 
Grand
CF Model S
(受注生産モデル)

¥2,300,000-
外装色・仕上げ  黒艶・木目 黒艶
黒艶 黒艶 黒艶
アクリル白鍵


●  ● 
象牙白鍵 ▲※1 ▲※1 ▲※1  ▲※1 
ベークライト黒鍵

   
黒檀黒鍵 ▲※2
レスロー社製ワイヤー(低弦デーゲンコイル)
チューニングピン(日本製)


   
チューニングピン(独製) ▲※3 ▲※3  ●
寸法  H101×W148×D169 H101×W148×D185
H101×W148×D185 H101×W148×D197  H101×W160×D275 
ペダル 3ペダル 3ペダル 3ペダル 3ペダル 3ペダル

※1:象牙鍵盤オプション(¥300,000-) ニューアイボリー(ヤマハ社製人工象牙)鍵盤オプション(¥200,000-)
※2:黒檀鍵盤オプション(¥80,000-)
※3:独メーカー製チューニングピン(¥40,000-)